“プラセボザらス”へ、ようこそ!

2014年11月26日 2016年6月13日

トイザらスはキッズ向けのおもちゃ販売を行う玩具大型量販店チェーン。おもちゃと一緒に夢(大きなものから小さなものまで)も提供する素敵な企業です。中学校の課外活動で近所にあったトイザらスの職場訪問をした際には従業員の皆さまがとてもよく対応してくださり、楽しい思い出となりました。

『トイザらスって“ら”だけ平仮名だよね。実はこれ、英語表記社名TOYS“Я”USの“R”が反転して“Я”になっているのを日本語で表現しているんだけど、元々は“Toys are us.”を省略したもので、「おもちゃは僕たちのもの」って意味なんだ…』

そんな解説を聴いて「へぇ~」なんて思ってたのですが、Wikipediaによれば、

社名は”Toys are us.”(おもちゃのことなら私たちに)の意味。

とのこと。あ、ちょっと違う…。もしかしたらただの記憶違いかもしれませんけれども、人生に学びは尽きません。

メリケンジョーク:○○ザらス

トイザらス社の本拠地アメリカでは、あらゆる量販店を「○○ザらス」という言葉に落とし込むジョークがまぁまぁ(あるいは極々限られた範囲に)流通しているみたい。

Toys(おもちゃ)を販売しているのが“ToysRus”なら、Shoes(くつ)を販売しているのは“ShoesRus(シューザらス)”だろう?というわけです。

ではPlacebo(プラセボ)を販売しているのは?そう、“Placebosrus(プラセボザらス)”です。

プラセボのことなら私たちに

プラセボ(プラセボ)の量販店なんてあったっけ?いえ、(まだ)ありません。プラセボだと明示して一般に流通している商品は、米国でも日本でもほとんどないのが現状です。

じゃあ“プラセボザらス”って何なのさ?ということになりますが、プラセボの範囲を少し拡げて「効果に関する科学的根拠を主張しているが、その効果の大半をプラセボ効果に依っていると思しき商品群」と捉えてみるとどうでしょうか。

いつぞやの週刊新潮連載コラム『オモロマンティック・ボム!』にて作家の川上未映子さんが「プラセボ効果的なもの」を発揮するものとして無下にはできんよな、と採り上げていた商品。それは、健康食品です。

あやしげな健康食品を大量に陳列・販売しているお店。あなたのお住まいの近くあるいはインターネット上にも、“プラセボザらス”はありませんでしょうか…?

プラセボザらスは楽し

いかにもあやしげで、しかも驚くほど高価な健康食品が出回っています。もちろん、これらの商品をニセモノだ、ぼったくりだとして非難するつもりはありません。だって、プラセボ効果的なものがないとは言えないから…。

またそれらは驚くほど高価な“見せ商品”として、まあまあ高価な“売りたい商品群”と対比させるために置かれているだけかもしれません。

いずれにせよ、それを欲しいと思った消費者が納得してお金を出すというのなら、他人はそこに何の咎めも差し挟めないはずです。ありとあらゆるマーケティング手法を駆使して消費者を商品購買へと導いたとしても、それが合法なら何も問題はありません(原価100円の商品を1万円で販売したところで、全く問題はない)。

しかし、もし「コレにすがるしかない…!!」と思われるような商品にプラセボザらスで出会ったとしても、「よくなった気がする」以上の目に見える効果を実感できない場合にはやめる勇気を持っておいてください。

あなたには“怪しげなものを信じ切る才能”が足りないのでしょう。しかしそれは悲観すべきことではありません。むしろ、もっと身近にある“信じ切れるほど確かなもの/こと”に目を向ける機会を得たと考えてみてください。

プラセボザらスに“救い”を求めてはいけません。そこに陳列されているのは、“楽しさ”と“夢”でしかないのですから。がっちり掴み取ることなんてできやしません。

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