風呂場が寒い・脱衣所で冷える・ユニットバスで凍える時の対策法

冬場になると兎に角お風呂場が寒くって、浴室暖房を付けてもなんだか冷えるし、足元にシートを敷いてみたって寒いし、何をしてみてもなぜだか身体が芯から冷えているみたいでお湯につかるまでの一瞬が耐え難く寒いのです…。

一人暮らしだしシャワーだけって決めているのだけれど、冬はどうにも寒すぎて…。

冬の風呂場の寒さに対処する方法、それは案外簡単なのに盲点となっているところに落ちているかもしれません。

まずは換気扇を消しましょう!

お風呂場の寒さに凍えている方は、まさか換気扇をつけたまま入浴したりなんかしていないですよね…?

換気扇をつけたままにしておくと、空気と一緒に暖かい熱を含んだ水蒸気が外へ逃げてしまいます。最強の温暖化ガスは二酸化炭素ではなく水蒸気であるというのは科学界では広く知られた事実。水は大量の熱を含むことができる、ぬくぬく気体なのです。わざわざこの熱を換気扇によって捨ててしまう手はありません。

換気扇を止め、入浴前にシャワーで壁面や床面にお湯をかけておけば、かなり速く浴室内の温度を上げることができます。

湿気による結露やカビ対策として換気扇をつけるのは、入浴後だけで十分です。

ユニットバス特有の、アレ

ユニットバスはいかにも寒そうですが、実は狭い浴室内をさらにカーテンで仕切っているために案外と温もりやすいです。シャワーを浴びる前に少しお湯を出しっぱなしにしておくだけで、かなり寒さを防ぐことができます。

ただ、外への水漏れを防ぐシャワーカーテンが何故だか身体に纏わりついてきて冷たいの寒いのって!と言う話も。

シャワーカーテン纏わりつき現象は、水のり効果でユニットバスの内壁面にシャワーカーテンをべたっとくっつけることで解消できます。

電球の色にこだわって!

ヒトには「共感覚」と呼ばれる感覚上の特性があります。特によく知られているのは、赤い部屋は室温が高く感じられ、青い部屋は室温が低く感じられるといった感覚です。

実のところ、この事実は広く知られていますがあまり適切に応用されてはいないようです。あなたのお風呂場の電球は何色ですか?白っぽかったり、黄緑っぽかったりするならば、電球を交換するだけで暖かく感じることができるようになります。

冬のお風呂には電球色を灯そう!

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寒い冬場に最適な電球、それは「電球色」の電球です。オレンジ色の光をもった電球が一般に販売されていますので、大型量販店やネット通販で購入しましょう。

今取り付けられている口金の口径を調べたら、あとはお好みの明るさや光の広がり方のタイプを選ぶだけ。いくつか購入して実際に試してみないことにはどれがいいのか分かりませんが、生活改善実験として楽しく実施してみてください。

電球選びに何度か失敗したって、十分に元が取れるくらいの効果と一生モノの知恵を得ることができますよ!

風呂場や脱衣洗面所に電球色を導入する際の注意点

本記事を読んだ後は、毎年冬の訪れとともに電球を交換して暖かな快適バス生活を楽しむことができます。生活を彩るちょっとした工夫が、人生を豊かにすることが実感できると思います。

しかし、風呂場や脱衣洗面所の電球色を変える際には注意しなければならないことがあります。それは、鏡でみる自分の顔がとっても良く見えてしまうことです。

スーパーなどの肉売り場の明かりがネオジウムランプという特殊な光を用いて売り物のお肉の赤さ(=良さ)を強調しているように、モノの見え方は照明によって大きく異なります。オレンジ色の電球色を用いた場合、あなたの顔は血色が良く、肌色が冴え、吹き出物が薄くなり、歯の着色が消えるように“見えて”しまいます。

外に出かけた時にトイレで別人の顔に見つめられたと驚いたり、春か夏が来て電球を白っぽいものに再交換した際に洗面所で落胆してしまわれませんようご注意を…。

しかし、「良い」と思い込むことが何らかのプラセボ効果をもたらすとも考えられますので、風呂場が寒いとお悩みなら是非とも電球色を採り入れて見られることをオススメします。

また、高所あるいは水のある場所での作業になりますので、電球交換時の転倒や感電には十分なご注意を。

LED電球がやっぱりお得?

今から電球交換となると、もうLED電球が第一選択となるでしょう。白熱電球や蛍光灯の勢いは風前の灯となってしまいました。

なぜLEDかって?

長い目で見れば、おトクだから。ということも、もちろんあります。しかし、LEDならもっと凄いことができてしまいます。

それは、「光色切り替え」機能。

暑い時期は白っぽい光を灯し、寒くなれば温かみのある光に切り替える。そんなことが一つの電球で出来てしまうのがLEDのスゴイところ。

電気のスイッチON・OFFで光色が切り替えられるので、「朝はスッキリ昼光色、夜はリラックス電球色」なんて使い分けをされているユーザーさんもおられるみたい。

少々お値段は張りますが、交換の手間が省けて、なおかつ生活の質を目に見えて向上させることのできる光色切り替えタイプのLED電球を断然おすすめします。

ご購入の際は口金の大きさに気を付けつつ、適切な電球をお選びください。

適切な照明で、快適なバス・ライフを。

最後は無理せずストーブを

照明を変える。それだけで、体感温度は確実に上がります。しかし、真冬の寒さを克服するには不十分…かもしれません。肉体を凌駕する精神論も、心理的ぬくもり効果も、最低限度の室内温度があってこそ。

コンパクトで縦横両置きが可能なファンヒーターなら、一人暮らしの狭いユニットバスでも、また何かと物が多くなりがちな脱衣所でもスッキリ置くことができます。

電気色を変えてもまだ寒い!そんな時は、無理に我慢せず文明の利器のご活用を。