実薬とは?

2014年7月27日 2015年9月14日

実薬(the actual drug)

実薬(じつやく)は、製薬企業が自信を持って「効きますよ!」とおすすめする薬。効果のある成分を極々少量含み、賦形剤(ふけいざい)により目に見える形を与えられていることで威信を保つ。カテゴライズ(「抗うつ薬」とか「降圧剤」とか)の衣装と、ラベリングの化粧(効果を仄めかす名前付け)で個性を主張している。

プラシーボの光で輝く存在。

ただし、プラシーボ効果も「実薬には有効性がある(と信じられる)こと」の裏打ちにより増強されるため、互いに互いを照らしあう協力関係にある。

関連語:新薬
対義語:プラシーボ
関連項目:実薬対照試験

実薬にもあるプラシーボ効果

プラシーボ効果は、薬の形をしていることや「これは効きそうだぞ…」という期待に基づきその効果を現すと考えられています。そうであれば、薬の形をした実薬もプラシーボ(偽薬)と同様にプラシーボ効果を有すると考えなければなりません。

実薬が持つ“真の効果”なるものは、プラシーボ効果とは明確に異なると考えられていますが、実質的にこれらを区別する手立てはありません。統計的な差異を見出すことしかできないのです。

実薬から“薬に見えること”という特徴を除くことが出来れば“真の効果”とプラシーボ効果との区別が可能かもしれませんが、一休さんクラスの頓智マスターでなければこの問題に解を見出すのは難しいように思われます。

ニセ薬が実薬になる?

ある種の医薬品には、生体がもともと有する物質に似せて作った化学物質が有効成分として含まれている場合があります。

そもそも薬の候補となる物質は、生体由来の化合物を化学的に修飾したりして見つけてくることが多いためです。

もともと備わっているものは、生命を維持するためにある種の機能や作用を持っているわけで、これを真似して強めたり弱めたり、邪魔したりすることで身体の調子を(強制的に)整えようという発想です。

ニセモノで上手くごまかすことができれば、カラダの調子は元通り…

医薬品開発の仕事は、良く効く“ニセモノ”探しと言い換えられるかもしれません。

介護用偽薬『プラセプラス』詳細

プラセプラスはAmazonでご購入いただけます

スポンサーリンク


関連記事


索引へ戻る
介護用偽薬『プラセプラス』詳細

スポンサーリンク