断薬とは?

2015年8月25日 ---

断薬(drug deprivation)

断薬(だんやく)とは、「薬を断つこと」です。

継続的に服用していた医薬品をやめようとする試みであり、特に精神科、心療内科関連の疾患における薬物治療の積極的中断を実施する場合に「断薬」という言葉が用いられます。

通常は禁断症状や離脱症状(薬を減らしたり止めたりすることで一時的に起こる症状)に注意を払いつつ、医師の指導の下、実施されます。

類義語:減薬
関連語:休薬

断薬にむけて

精神科治療医のごくごく一部では、「薬さえ飲んで休んどけば治るでしょ」思想が横行し、患者を薬漬けにする“治療”がなされることがあるようです。

しかしながらこうした薬漬け療法自体が患者の病状を悪化させる場合がまれによくあるため、「薬さえ飲んで休んどけば治るでしょ」思想の下では、さらなる服薬、増薬が実施されます。

「効果が現れない、治らないのは薬が足りないからだ!」

そんな風に解釈されて。

「クスリ=病気を治すもの」という“常識”を一度疑ってみる必要がありそうです。

薬物療法の教育現場では

薬を扱う専門家を養成する機関として医学部や薬学部があります。しかしながらそのいずれにおいても、「薬を減らすこと(減薬)」あるいは「薬を止めること(断薬)」が明確に教えられることはありません。

クスリを飲めば、病気が治る。病気が治ればクスリは必要ないのだから、“自然に”クスリは要らなくなるでしょ?

自明の前提の如く、そうした考え方が広くなされています。

でも、本当に?

売上の大きな医薬品のほとんどは、いったん服用を始めればその後継続して飲み続けなければならない医薬品です。なぜなら、ずっと飲み続けなければならない薬なら、ずっと売れ続けるのだから…、と言うよりはむしろ、薬を飲んだところで病気自体は治せないからでしょう。

世に出ている大半の薬は病気そのものを治癒する根治薬(こんちやく)ではなく、病気に伴って起きる身体の異変を部分的に正常に服するよう調整する対症療法薬(たいしょうりょうほうやく)です。

ビッグ・ファーマとよばれる巨大製薬企業が売り上げを最大化するために生かさず殺さず、患者から搾り取るために敢えてそうした“治さない”医薬品を開発し続けているというよりは、むしろ複雑すぎる人体を科学的に“治す”ことが恐ろしく難しい(不可能かもしれない)ためでしょう。

減薬や断薬は薬学の敗北であると考えられているのかもしれません。

断薬とプラシーボ

プラシーボ偽薬)は薬効成分を含まない薬のニセモノです。

断薬する際に中断され減らされるものは、薬物の量や薬剤の数だけではありません。「しっかりと薬を飲んだ」という実感も断たれ減ってしまいます。

プラシーボ効果の存在を信じるのであれば、この「しっかりと薬を飲んだ」という実感を断ったり減らしてしまうことには注意が必要です。この実感こそが薬効の本体かもしれませんので…。

プラセボ製薬では、断薬を試みる際には薬の似せて作った食品としての“プラシーボ”を有効利用できるかもしれないと考えています。

プラシーボと、薬を減らす教育

これからの医学部、薬学部は、薬のない生活を提案できるよう教育・研究を充実させていかなければならないように思います。

自己否定を伴う思想の変遷には抵抗があったり、時間がかかったりするのかもしれませんが、いずれは断薬や減薬がプラシーボと共に主要な教程に載せられることを願って止みません。

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