医薬品とプラシーボ効果

2014年3月31日 2016年10月19日

医薬品は、プラシーボ対照試験において有効性がプラシーボよりも有意に優れていると認定されたものです(もしくは、プラシーボ対照試験で有効とされた医薬品より、さらに有意に優れたもの)。

ヒトがヒトに対して行う試験(特に、営利が絡むもの)において、完全に科学的かつ信頼できる結果が示される可能性は、プラシーボ効果の発現率と同程度かもしれません。

医薬品のプラシーボ効果

医薬品は“医薬品に見える”ように作られています。ほかのもの(健康食品や「危険ドラッグ」など)も“医薬品に見える”ように作られることがありますが、こと医薬品においては“医薬品に見える”ことは必須の要件と言えるでしょう。

医薬品が「お菓子」や「入浴剤」に見えてしまうと、それは「お菓子」や「入浴剤」になってしまうからです。(参考記事:『プラシーボはモノとコトの境界に存在しています。|プラセブログ』

さて、医薬品が“医薬品に見える”ことで得られる大きな大きな効果があります。それは、「プラシーボ効果」です。プラシーボ効果は「医薬品に見えるものを服用することによって現れる効果」ですので、医薬品(=“医薬品に見える”もの)にも「プラシーボ効果」があるのです。面白いですね。

医薬品としてのプラシーボ

今度は逆に、プラシーボを医薬品として使う場面を考えてみましょう。

あなたが病院に行き、「○○の薬です。しばらく飲んでみて、様子を見てみましょう。」と言われ処方された薬が“プラシーボ”であればどのように思うでしょうか?

「だまされた!」

そのように思われますか?

プラシーボを医薬品として使用することには、倫理的な問題が生じます。どうしても「だまし」の要素が絡んでくる上、より有効だと考えられる治療を受ける機会が損なわれてしまう可能性があるからです。

しかし、そのことだけを理由にプラシーボの医薬品としての使用を諦めることは、些かもったいないという気がします。緊急性の高くない病的状態(生活習慣病など)において、プラシーボを第一選択薬とすることは医療費削減の最も有効かつ優れた方法であるのではないかと当社では考えています。

また最近の研究においては、事前にプラシーボであることを告げて服用を命じても、一定の治療効果を上げることがIBS(過敏性腸症候群)患者を対象とした試験で明らかにされています。(日経サイエンス 2014年2月号『特集:だまされる脳 プラセボ効果の脳科学』、元論文はPLOS ONEにて)

もちろん解決すべき問題があり、直ちにプラシーボを医薬品として使用することを推奨するわけではありませんが、そのような試みがあっても良いだろうと思います。

プラシーボによる医療費低減と持続可能社会の構築

当社では、プラシーボの活用によって医療費を低減させていくことを経営理念に掲げています。このことは、持続可能な社会を構築するうえで必ず必要なことと確信しています。

財政的に可能な(将来世代に負担を先送りしない)範囲で最大限の医療サービスを提供すること。

これを実現するのに最適な方法は、プラシーボの医薬品としての使用であると信じています。

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