ノシーボ/ノセボとは?

2014年7月27日 2014年12月11日

ノシーボ(ノセボ、ノーシーボ、反偽薬、nocebo)

ノシーボ(nocebo)の語源は「害する」という意味のラテン語で、現在では特に見た目や味や匂いは薬のように感じられるが、薬効成分や毒となる成分を含まないものを指します。つまり実体はプラシーボと全く同じものです。

そのため日本語では「反偽薬(はん・ぎやく)」とも呼ばれています。

プラシーボの双子の兄弟

薬効成分を含まないプラシーボが(なぜか)服用者にとって好ましい結果をもたらすことがある一方、時に好ましくない結果をもたらすことがあります。

この事実を知った上で、見た目だけは薬のかたちをしたものを害を為すために用いると、それは「ノシーボ」と呼ばれることになります。

つまり、同じ「薬のかたちをしたもの」でも、その使用目的によって「プラシーボ」と言ったり「ノシーボ」と言ったりするというわけです。ノシーボがプラシーボの“悪魔の双子”と称されるのはこのためです。

拡大する「ノシーボ」の対象

「プラシーボ」が薬だけでなく、あらゆる治療効果がないと考えられる(というか、今のところ効果があったとしても科学的説明のつかない)医療的行為を指すのと同じく、「ノシーボ」という言葉も薬だけに限定されるものではありません。

医療現場における“死期の宣告”や、宗教的色彩を帯びた“死の呪術(じゅじゅつ)”などもノシーボの研究対象とされます。より身近な例で言えば、“白衣高血圧”をもたらす白衣を着た医師もノシーボになりうると考えられます。

科学的に説明不可能な有害現象の理由をノシーボ効果とするなら、ノシーボ効果を現しめた全てのモノ/コトはノシーボと言えます。

関連語:ノシーボ効果
対義語:プラシーボ

ノシーボ実験例

大きなビニール袋を2枚用意し、一方に「東京 ○月×日」、他方に「長野 ○月△日」と記し、被験者の目の届かないところで両方ともその場の空気でふくらませます。

それらを、『大気汚染に関する官能測定法の検討』という研究目的で被験者にゆっくり大きく吸い込ませて感想を尋ねると、どのような答えが得られるでしょうか?

「東京 ○月×日」と書かれた方の空気が喉の痛みや違和感を引き起こすかもしれませんし、逆の場合も考えられます(実際にやってみないと、どのようなことが起こるかは分かりません)。

先入観を利用した単純な例ですが、実際に何らかの違いが感じられたのなら(特に、どちらか一方がより悪く感じられるなら)、良い方を「プラシーボ」、悪い方を「ノシーボ」だと言うことができます。

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