減薬とは?

2015年8月25日 2015年9月14日

減薬(Reducing drugs)

減薬(げんやく)とは、読んで字の如く「薬を減らすこと」です。特に精神科領域で薬物治療が功を奏さない、あるいは薬物治療そのものが疾患増悪原因と疑われる場合に減薬が試みられることがあります。

「クスリを抜く」という俗っぽい表現が為されることもあります(対義語として「クスリを盛る」なんて言葉も…)。

類義語:断薬
関連語:休薬

2種類の減薬

「薬を減らすこと」と言っても、「薬」という言葉には薬となる化合物(薬物)のことを指す場合も、服用する際に目に見えて手に取ることのできるモノ(薬剤)を指す場合もあるため、少なくとも以下の2通りの解釈が可能です。

  • 薬物の量を減らすこと
  • 薬剤の数を減らすこと

薬物の量を減らすこと

薬の溢れかえる現代では、同じ成分で異なる量の薬物が配合された医薬品が多数出回っています。一般的にこれらは「少なすぎて効かない」、「効果が現れるには少なすぎる」場合に薬物の量を増量する目的で使用されます。

最初は「5 mg」から始め、「10 mg」、「20 mg」へと徐々に増量するように。

減薬においてはこれと逆のことを行い、薬物の量を減らしていき、最終的には薬が無くても日常生活を送れるようになること(断薬)を目指します。

微調整を要する場合には薬剤を半分にしたりして、体内に摂取する薬物量を徐々に減らすこともあるようです。

薬剤の数を減らすこと

心療内科系の疾患があると信じる患者さんの場合、同じような病態に基づき複数の医院やクリニックを巡って医薬品を処方してもらい“納得がいくだけ”の量の医薬品を手に入れたがる場合があります。

幸運なことに、経済的利益を追求し多剤大量処方を実施する医師と出会えることもしばしば。

そうすると、薬効が似た薬を何個も何個も飲むことになります。

このような場合に、薬効が似た薬を一種類にまとめてしまい、服用する薬剤の数自体を減らすことが試みられることがあります。

「薬剤の数」を減らす場合も、「薬物の量」を減らす場合と同様に、目指すところはより少ない数(できればゼロ)の医薬品を使用して日常生活が送れるようになることです。

厚生労働省は減薬を目指している?

薬剤費の高騰が社会保障に割り振られる予算を圧迫する現状を解消すべく、多剤投与に対して規制が敷かれています。

医療機関が1人の患者に3種類以上の睡眠薬を処方した場合、診療報酬を大幅に減らす。

こうした規制を設けて、過剰投薬による“薬漬け”を防ごうというものです。

しかし、2015年9月のニュース記事『<睡眠薬>規制強化後も処方減らず 抗不安薬を流用』によれば、「睡眠薬」から同種作用の「抗不安薬」へ切り替えて診療報酬を減らさせない措置が現場では横行しているようです。

薬が欲しい患者と、薬を出したい医者。

両者の思惑が一致している、のかもしれません。

減薬とプラシーボ

プラシーボ偽薬)は薬効成分を含まない薬のニセモノです。

減薬する際に減るものは、薬物の量や薬剤の数だけではありません。「しっかりと薬を飲んだ」という実感も減ってしまいます。

プラシーボ効果の存在を信じるのであれば、この「しっかりと薬を飲んだ」という実感を減らしてしまうことには注意が必要です。この実感こそが薬効の本体かもしれませんので…。

プラセボ製薬では、減薬を試みる際には薬の似せて作った食品としての“プラシーボ”を有効利用できるかもしれないと考えています。

禁断症状や離脱症状をできる限り抑えつつ、少しでも減薬を楽にすることにプラシーボが資するようであれば、これ以上嬉しいことはありません。

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