逆プラシーボ効果とは?

2014年11月27日 2014年12月22日

逆プラシーボ効果(逆偽薬効果、reverse placebo effect)

偽薬偽手術など、有効ではないと考えられる医療行為でも実際に効果を示す場合があり、これを「プラシーボ効果」と呼びます。

プラシーボ効果の存在を信じるのであれば、「有効でないものは、人体にとって益にも害にもならない」という薬理学の常識は否定されなければなりません。

「有効ではないと考えられるものでも、人体にとって益にも害にもなり得る」

プラシーボ効果が害になる時、これを「逆プラシーボ効果(ぎゃく-)」や「反プラシーボ効果(はん-)」と呼ぶことがあります。これらの害を為す効果は臨床現場で多数報告され、現在ではその存在が広く認められたことから「ノシーボ効果(ノセボ効果)」という固有の名前が与えられています。

関連語:反プラシーボ効果
同義語:ノシーボ効果
対義語:プラシーボ効果

実験者の立場から

「ピンクのキリンを想像しないでください」と言われるとピンクのキリンを想像してしまうように、ヒトは否定形で物事を考えることが苦手です。「“しない”を“する”なんて“できない”!」という訳です。

人の心理は時に、ある過程を辿って指示とは真逆の結果をもたらすことがあります。

不眠症患者に対するプラシーボ効果の実験においても、同じような事例が見出されています。

“覚醒する薬”で眠れた?

「覚醒を促す薬です」と言って手渡されたプラシーボを飲んだ不眠症の患者は、ベッドの中でいつものようにこう考えます。「何だか眼が冴えて眠れないな、でもこれは薬の効果なんだから心配してもしょうがないや…」そうしてしばらくすると眠りについたそうです。

“緊張をほぐす薬”で眠れなかった?

「緊張をほぐす薬です」と言って手渡されたプラシーボを飲んだ不眠症の患者は、ベッドの中でいつものようにこう考えます。「何だか眼が冴えて眠れないな、薬を飲んだに、薬が効いてないのかな…」そうして中々眠りにつけなかったそうです。

解釈と再現性の問題

指示内容と結果の整合性は、実験者の解釈に依っています。また上記のような実験は再現性がなかったとされています。

ただし、“有害な結果”という事後的事象から定義される「ノシーボ効果」と、“事前の予想・指示”と“事後の結果”の反対性、逆行性によって定義される「逆プラシーボ効果」という概念は異なっており、明確な議論のために敢えて後者が使われる場合があります。

介護用偽薬『プラセプラス』詳細

プラセプラスはAmazonでご購入いただけます

スポンサーリンク


関連記事


索引へ戻る
介護用偽薬『プラセプラス』詳細

スポンサーリンク