時薬/日にち薬とは?

2014年9月22日 2016年10月21日

時薬/日にち薬

Time cures all things.(時は全てを癒してくれる。)

英語のことわざにある通り、病的状態などは時間経過と共に軽快することがあります。このことを詩的に、あるいはモノに擬して表現した言葉が「時薬(ときぐすり)」「日にち薬(ひにちぐすり)」です。

病状のみならず、死別に伴う深い悲しみなど、時間にしか癒せない事柄に対しても用いられます。現状が永久に続くわけではないという経験から得られた知識は、つらい今を生きる人にとっての大きな希望となります。

「時」の語源は「解き(とき)」?

時間は目に見えず、手に取って確かめることもできない概念です。

『語源由来辞典』によれば、概念としての「時(とき)」の語源として「常(とこ)」や「疾(とし)」のような説が提示されています。

しかしもう一つ、「解き(とき)」を語源とする説も。

心のわだかまりやほつれを「解く」ものとして「時」を捉える考え方が、「時薬」という素敵な言葉を生み出したのかもしれません。

歌的表現

時薬をモチーフに書かれた楽曲があります。時薬は、表現者にインスピレーションを与える。

橘大五郎『時薬』 歌詞 »

アンダーグラフ『時薬』 歌詞 »

また文学的な表現にも用いられます。

畠中恵『ときぐすり』

プラシーボ効果との関連

プラシーボの使用/不使用に関わらず、ヒトには自然治癒力があり病状は時間経過と共に軽快してゆくことが多いものです。プラシーボ効果と考えられているものの一部(あるいは大半)は、時間経過による自然治癒かもしれません。

薬を飲めば風邪は7日間で治るだろう、だが薬を飲まないと風邪は1週間も続くだろう。
『The Skeptic’s Dictionary 日本語版』より引用)

それでもプラシーボ使用の利点を挙げるならば、「何もしない」→「良いことをしている」という意識の変革や、それに伴う「自分は治るのだ」という楽観思考の継続など。治療効果を大きく左右し得る“治ると信じること”の強化を期待することができるのではないでしょうか。

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