タグ別アーカイブ: 科学

「信じる者は癒される?」特集の美麗な治療写真は虚構と現実の枠を超え

経頭蓋磁気刺激法 ビジュアル科学誌『ナショナル ジオグラフィック 日本版』。その2016年12月号では、「信じる者は癒される?」と題したプラシーボ効果特集が組まれました。スピリチュアリティを重視した伝統療法的治療から現代の遺伝子療法や脳深部刺激療法まで、不可思議な治癒効果を示す身体と精神の繋がりに美麗な写真で迫る当特集のあらましを紹介。
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「プラセボ効果が年々増強している」は誤り?臨床研究メタアナリシスの危機

京都大学医学研究科社会健康医学系専攻 プラセボ効果(プラシーボ効果)が治験の現場で年々増強し、抗うつ剤開発を試みる製薬企業を不当に苦しめている…というお馴染みの“常識”には、正当な科学的根拠があるのでしょうか?そう主張する研究論文は存在するものの、それらは古く、誤った統計手法による解析が実施されているのだとしたら…。世界の臨床を変える研究は京都大学から。
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学際的プラシーボ研究学会(SIPS)の公式会議が2017年4月にオランダで開催予定

SIPS公式会議ウェブサイト 「プラシーボ効果」が分野横断型の学際的研究におけるホット・トピックに。関連学会・研究機関の設立や公式会議開催の背景には、プラシーボ効果の科学的解明と医療応用を目指す世界的な流れがあります。国際的研究機関SIPSおよびPiPSの紹介を主とするプラセボ製薬のささやかな貢献が日本の研究魂に火をつけることを願って。
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痛み調節に関わるプラシーボ効果およびノシーボ効果の実験参加者が募集中(海外)

脳! 海外(米国)では研究者と直にやり取りのできる「臨床試験マッチング・サイト」が利用されているようです。プラシーボ効果やノシーボ効果に関する知見もまた、こうした地道な科学研究とそこに参加する治験ボランティアの意志によって蓄積されます。今はまだ有難く拝受するのみですか、いつの日にか実施団体として参画できれば、と。
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進化心理学と「心の理論」が神と同様にプラシーボ効果を見出すのだろうか?

こどもの心 『ヒトはなぜ神を信じるのか』は、ヒトの心にスルッと入り込む宗教的観念に進化心理学的説明を与えてくれる良書。「意図的姿勢」や「目的-機能論的推論」という逃れ難き思考の癖は、神を見出すだけでは飽き足らずプラセボ効果まで創造・発明しました。日本人に多いゆる~い無神論と相性のいい最新の認知科学に触れるため一読をオススメします。
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『新薬の罠』を読むと、製薬企業の目的が「人体実験」だと分かる

罠にかかる 製薬業界による研究不正の根幹に「金儲け主義」にあるのだとしたら悲しすぎる。じゃあ原因が低俗な金銭欲じゃないとしたら…?製薬企業がどこの誰ににどれほどのカネを使っているかを知ることが出来れば、その真の目的が分かるかもしれないと『新薬の罠』を読んでみて思うのは、科学的知見を得るための「人体実験」が目的じゃないのかって。
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『世界最高のバイオテク企業』アムジェン元CEOの効きすぎる薬の話が面白い

血液サンプルをチェックする研究者 「エポジェン」と「ニューロジェン」で一世を風靡したアムジェン社の元CEOが描く、科学にささげた社史物語『世界最高のバイオテク企業』は創薬関係者および薬学生必読の一冊。古き良き黄金のバイオ時代は過ぎ去りましたが、現代のバイオ関連業界を勇躍させる秘訣は科学的手法に基づくアムジェンの姿勢に隠されているような気がします。
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食品・飲料・香料・嗜好品の新商品開発における壁はプラシーボ効果?

香しき花を愛でる猫 各社鎬を削る食料品・飲料品・嗜好品の開発において最も重視されるのは味覚や嗅覚などの官能的な評価です。しかし、この評価は思い込みや先入観、プラシーボ効果によって歪められてしまう傾向があります。ビデオゲームにも認められるプラシーボ効果を脱し、適正で客観的な価値基準を持ちこむことは可能でしょうか?それとも…。
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リハビリテーションによる運動機能回復に大切なやる気や頑張りを生み出すには?

リハビリテーションする男性と理学療法士 リハビリテーション時のポジティブな思考が回復を早めることは経験的に知られていましたが、その理由・原因・機構が脳科学によって明らかとなりました。ただ、臨床現場では理学療法士など専門家による心理的サポートを含む介助が既に為されているため実践面での影響は限定的。プラシーボ(偽薬)を持ち込めば、より面白くなるかもしれません。
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ユニットバスあるある?冷たいシャワーカーテンがまとわりつく効果と対処法

世界のユニットバスから ユニットバス初心者にありがちな「カーテンを外掛けして床がびしょ濡れ」に次いで「シャワーカーテンひっつき」の失敗例があります。科学者の研究によりその理由・原因が科学的に解明されつつありますが、有効な対策はあるのでしょうか?ちょっとした発想で生活の質を上げる工夫は、「水のくっつけ力」と失敗例から導き出されます。
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認知症高齢者の不眠治療における睡眠導入剤の減薬・休薬に

眠る猫 睡眠薬の副作用が痴呆症状を悪化させることがあります。せん妄や夜間徘徊、異常行動など意識レベルの低下がもたらす眠剤の効果を侮ることは出来ません。厚労省はガイドラインを策定し、過剰投薬、多剤併用を改めようとしていますが、「プラシーボ(偽薬)の積極的利用」という視点を摂り入れるならば、より具体的な提言につながると思います。
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プラシーボ効果の医科学における位置づけは『おーいでてこーい』の穴

大きな穴 優れた物語は創造性を刺激します。星新一さんの有名なショートショート『おーいでてこーい』は、多くの創造と想像を生み出す優れた物語。この話の主人公である「穴」は医学や薬学、あるいは科学における「プラシーボ効果(プラセボ効果)」のメタファーにもなっているようです。
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筋肉よりも骨を使うトレーニングのコツとプラシーボ効果

走る少女 甲野善紀氏と松村卓氏の対談をまとめた『「筋肉」よりも「骨」を使え!』(ディスカヴァー携書)では、単一の正当性を保持しようとする今の科学が無理をして複雑な構造・機能を持つ身体を捉えようとするために、そもそもの身体性歪めていることの危惧が綴られています。柔軟な発想は、いつだって柔軟な身体からもたらされる…のかもしれません。
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走ることについて語る本が提示する「身体カシコ理論」と健康観

裸足で歩こう 身体ってのは賢いんだ、我々が思っている以上に。 プラセボ製薬が提唱するいくつかの「身体カシコ仮説」は、上記の前提からヒトの生理機能に関するいくつかの仮説・理論を検証し、新たな側面を見出そうとする試みです。 私たちの体はあまりに賢いためこれまで“それ”に気づけずにいた。でもよく考えてみたらさ、実は“これ”ってこういう意味があるんじゃね?とラ
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寝ている時にのどが渇くのは異常ではなく睡眠時の生理機能

のどを潤すハト 健康情報サイトや質問掲示板では「寝ている時に痛いほど喉が渇いて目が覚める」という質問が度々あって、何らかの「異常」に基づいて咽が渇く原因の説明が試みられます。睡眠時無呼吸症候群、糖尿病、尿崩症、加齢、ストレス…。そうした病気身体観から離れ、睡眠時の「正常」な生理機能を考えてみると違った答えが見えてくるでしょう。
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神もプラシーボ効果も妖怪のせいでジバ!?ニャンとも愉快な説明原理

こっち見てる猫 妖怪のせいにしたがる子供たち、オトナの事情を振りかざす大人たち、神はプラシーボだと主張したがる懐疑論者、その他その他。「説明原理」を「真理」と信じたがるのは人の本能に根ざした真理追求欲求のせいかもしれません。あるいはそれこそ、妖怪のせいだったりして…?この世界には、ニャンとも愉快な説明原理が溢れています。
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定規落として掴み取れ!感覚刺激反応時間は意識を超えるか?

ホムンクルス あなたも生物なら私も生物(最近はロボットの機能が向上して一概に言えない…?)。生物学の実験の楽しさは、自分自身や周りの人やモノを使って簡単に実験できることにあります。子供から大人まで楽しめる「じょうぎ落とし」は理科の定番実験だけでなく、プラシーボ(偽薬)を使った実験の大本命。ぜひ皆さんで楽しく実施してみてください。
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冷え性の原因は進化論?改善の秘訣は根本的な理由を知ること

冷え知らずさん 冷え性で悩む多くの方は原因を自ら作り出し、強化しているのかもしれません。末端部分の冷え性にはヒトの進化に基づく根本的な理由があって治すものではありませんが、ココロにスルッと入り込む冷えを取り除く秘訣は、あなたの健康観を見直してカラダを信頼することから始まります。
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二重盲検法・ランダム化・プラセボ対照の目的は原因の特定

効くクスリ、効かない薬 二重盲検法(にじゅう・もうけんほう)の解説が単純明快でないのは、その目的にまで踏み込んだ説明が必要だからです。臨床試験における二重盲検、無作為化、プラシーボ対照の組合せが創り出すものは「限定的な差異」に他ならず、あらゆる医療行為の成果はその原因を「限定的な差異」の設定によって統計学的に特定するしかありません。
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